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93年ベンツw124前期フロントグリル
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最後のレースで優勝し、声援に応える小平奈緒=長野市のエムウェーブで2022年10月22日、和田大典撮影
最後のレースで優勝し、声援に応える小平奈緒=長野市のエムウェーブで2022年10月22日、和田大典撮影

 スピードスケートの全日本距離別選手権第2日は22日、長野市エムウェーブで行われ、女子500メートルは36歳で現役最後のレースとなった2018年平昌冬季オリンピック金メダルの小平奈緒(相沢病院)が37秒49で8年連続13度目の優勝を果たした。高木美帆(日体大職)が38秒18で2位。女子3000メートルは高木が4分5秒93で2年連続6度目の頂点に立った。男子1500メートルは野々村太陽(専大)が1分45秒73の好記録で初制覇した。

 女子短距離界をけん引してきた小平は、最後まで強かった。4月の引退表明から約半年をかけて準備してきたすべての思いを1本のレースに込めた。自身の大会記録こそ届かなかったが、結城匡啓(まさひろ)コーチに「頭が下がる。筋書きがあってもこうならない」と言わしめた。

 すごみを増したのは30歳を過ぎてから。日本記録を持つ500メートルは16~19年に国内外で37連勝。ワールドカップ(W杯)の500メートルと1000メートルで、男子の清水宏保さんと並ぶ日本歴代最多34勝を挙げた。自身3度目の五輪となった平昌五輪の500メートルは五輪新記録で、スピードスケートの日本女子初の金メダリストになった。

 輝かしい競技生活の傍ら、オランダ留学の時期を除いて人生の大半を過ごす古里・長野に思いをはせ続けた。19年の台風19号で県内に甚大な被害が出ると、長野市のリンゴ農家で復旧のボランティア活動をした。自身の名前にちなんで名付けられたユリの新種「コダイラ」の花を被災者に直接届けるなど、今も交流が続く。

 最後の滑りを見届けようと6085人の観客で埋まった会場には「ありがとう」の文字がおどった。小平も「サプライズ」として、被災農家が栽培したリンゴ1000個などを来場者にプレゼント。「集中力を持って、アスリートとして最後の小平奈緒を示すことができた」。折に触れて愛着や感謝の気持ちを口にしてきた地元・長野で、最後まで優しく強い姿を示した。【川村咲平】

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